建築資材やデザイン資材を販売するサンワカンパニー。顧客にサンプル品を発送するパッケージのデザインもブランディングの一部として、パッケージデザインから顧客体験を再検討しました。
今回は物流の若手社員の方2名と一緒に、ワークショップを重ねながら試行錯誤してきました。
コンセプトは、「月に夢も見るように くらしに夢を描く」としました。
今回、特別に代表取締役社長である山根太郎様(以下山根社長)にお時間いただき、お話を伺ってきました。その様子をちょっとだけ公開します。
お忙しい中、お時間いただき、お話いただいた山根社長。
パリッとしたスーツ姿に、端正な顔立ち。
実は、山根社長は、経営者でありながらテニス選手(HEAD契約テニスプレーヤー)でもあるそうで、なるほど。。。理解しました。
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早速、今回のサンプルボックスデザインについてお話をお伺いしました。
北村 : 今回のサンプルボックス、まず率直にみて如何でしたか?
山根社長 : 弊社の「経営理念」を体現したデザインだなと思います。何よりも社員がチャレンジ精神を持って、取り組んだプロジェクトになって、真剣に取り組んだんだなと実感しています。「月の位相」のデザイン、いいですよね。本当にいいサンプルボックスが出来上がったと思っています。
北村 : それはよかった!私もその言葉を聞いて嬉しいです。私もデザインの依頼をいただいてから、担当の社員さんと一緒に会社のことを理解して、考えてきました。社員さんたちは、大変だったと思いますが、配送拠点を見にいき、一緒に課題を探したり、御社のコンセプトを具現化し、これからのサンワカンパニーのブランディングを真剣に考えてくれましたので、とても素晴らしいチームでしたね。
山根社長 : 私は、会社の理念や考え方から大きくズレてなければ、問題ないと思っています。それよりも先程お話した通りで、社員が自発的に考え、真剣に取り組んだこと自体が嬉しいです。
北村 : なるほど。ところでサンワカンパニーは、各国のデザイン賞を数々受賞されています。山根社長自らデザインに対する興味や知見があるように思いましたが、如何ですか?
山根社長 : もちろん好きで興味はありますね。昔、フィレンツェに留学した時があり、その頃から目に見えるもの全てがデザイン性に優れていました。見ているもの全てがデザインセンスあふれるものばかり。今では海外出張することも多くなり、これまでに見てきた知見が活きているのかもしれません。
北村 : 私もデザインセンスのあるなしというよりは、どれだけ見てきたか、それも大事だと思います。ちょっと話を変えますね。昨今「デザイン経営」という言葉がよく聞かれますが、サンワカンパニーもしくは山根社長は何かお考えや取り組みはございますか?
山根社長 : サンワカンパニーにとって、「デザインを経営に活かさないなんてことは、考えられません。」これからもお客様の手元に届く商品はもちろん、いろんな場所で、サンワカンパニーのブランディングをしっかりと作っていきたいと思っています。
北村 : 2019年8月で40周年を迎えられますね。またそれまでに計画しているプロジェクトもあります。私も尽力させていただきます。今日は本当にお忙しい中ありがとうございました。